お知らせ
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お知らせ・左手のためのピアノ小品集・お知らせ(2011年)
舘野泉が絶賛のコメントを寄せた、フィンランドを舞台にした音楽ドキュメンタリー「白夜のタンゴ」。
3 人のアルゼンチン人タンゴミュージシャンが、タンゴの起源を確かめるべく、いざフィンランドへ!
11月22日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開!
「俺は怒ってるんじゃない。・・・いや、ちょっと怒っていると言ってもいい。 アルゼンチン人はタンゴの起源を完全に忘れている。タンゴはスキーやサウナと同じようにフィンラ ンドで生まれたものなんだ。」(アキ・カウリスマキ)
タンゴはアルゼンチンで生まれたもので、彼らほどタンゴに情熱を注いでいる人々は存在しない。アルゼンチン人はもちろん、世界中の多くの人がそう思っている。しかし、アキ・カウリスマキをはじめとしたフィンランド人はその意見に異を唱えている。
その「フィンランド、タンゴ起源説」を聞きつけた3人のアルゼンチン人タンゴミュージシャン。彼らは全く納得がいかず、ならば真実を確かめてやるとフィンランドへ旅立つ。
彼らは喧騒のブエノスアイレス を離れ、静かなフィンランドにやってきて旅をはじめる。延々と続く森と湖。一本道を車で走り抜け、 湖畔で一休憩。集会場でゆったりリズムのタンゴを踊る人々と交流してみる。サウナも体験してみる。 未知の世界に戸惑い、毒づきながらも、各地でご当地ミュージシャンとセッションを重ねながら、フィンランドに魅了されていく3人。
そして、彼らが最後に辿り着いた場所で開催される白夜のセッション。『マッチ工場の少女』に出演も しているフィンランドの名タンゴ歌手レイヨ・タイパレとの共演はまさに夢の時間。
旅とタンゴを通して、出会うことがなかった人々が混じり合う、どこか奇妙で愛すべき体験。
各国映画祭で喝采を浴びた、タンゴと人への愛に満ち溢れた音楽ドキュメンタリーがはじまる。
舘野泉 推薦コメント
地球の北端と南端にあるフィンランドとアルゼンチン。
ともにタンゴこそ自分達の魂を伝える音楽として熱狂的に愛している。
私はフィンランドに住んで今年で丁度50年。
フィニッシュタンゴなんて野暮でださくて、聴くに値しないとずっと思ってきた。
でも、この映画でブエノスアイレスのタンゴミュージシャン3人とともに
北欧での生活や文化との葛藤を経験しながら、ついにはフィンランド・タンゴの
調べに滂沱の涙を流している自分がいた。
素晴らしい映画で何度でも見たいと思っている。